さてさて、またしてもやって参りました。
如月の役に立たないスタンダードメタ考察。

なんか、文章読み返すと、偉そうな文面ですね。

でも、ま、『記事』だから問題ないでしょ。

で、今回からはTire2の考察。

あ、説明が遅れたけど僕の中では

Tire1(言わずと知れたトップメタ。環境でもっとも勝率の高いデッキや人気のあるデッキがここに挙がる)
Tire2(Tire1に比較的勝てると思われるデッキや、それに次いで人気のあるデッキ)
Tire3(現在、数は少ないがこれからのメタゲームや調整次第では台頭してくる可能性があるであろうダークホース的なデッキ)
Tire Out(メタ外。コアなファンにより、会場で見かけることは珍しくないであろうデッキ、または、未だにそのポテンシャルが未知数であるデッキ)

なんてのを自分の中で勝手に決めてます。
ほぼ、巷の分け方と一緒。
違うのはTire3の存在くらいかな?
この日記ではとりあえずTire1〜Tire3までを紹介・解説。
Tire Outは紹介するだけにとどめようと思ってます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

では、今回はTire2のデッキで、僕自身も使用している白青コントロールについて。
使用デッキなので、勝手ながらいつもより少し掘り下げた考察をしたいと思う。

このデッキは、言わずもがな、マジック誕生当初から存在するコントロールデッキそのもののアーキタイプ。
場に出たクリーチャーは白の全体除去スペルで破壊し、その他の脅威となるスペルは青のカウンターで破壊する。
それらのカードを効率よく手札に温存するためのドローカードを搭載。
そうして、場をコントロールしながらしての手が止まったときに古くは《セラの天使/Serra Angel(8ED)》、最近では《賛美されし天使/Exalted Angel(ONS)》や《永遠のドラゴン/Eternal Dragon(SCG)》といった優秀な大型クリチャーで勝利するというデッキである。

古くから《The Deck》や《カウンターポスト》、派生型では《Walamies》や《WAKE》など、名を変え品を変えながらも、白と青のゲーム支配力を利用したコントロールデッキとして各環境においてその時々の姿で登場し続けているデッキ。

その歴史から、研究され尽くしたデッキの1つと言えよう。
そんなコントロールデッキのアーキタイプが現在のメタゲームでどのような位置づけであるかを考察してみよう。

・白青コントロール(WU Control)
デッキ事態の概要は上記の通り。
現在の白青コントロールは、《対抗呪文/Counterspell(7E)》や《記憶の欠落/Memory Lapse(7E)》といった優秀な軽量カウンターカードが存在していない。
そのため、序盤に身を護るカードといえば《マナ漏出/Mana Leak(8ED)》しかなく、さらに加速化する現在のメタゲームにおいて、比較的厳しい立場にある。
変わりにリセットに関しては過去にないほどに恵まれているかもしれない。
定番の《神の怒り/Wrath of God(8ED)》、重さに見合う能力《アクローマの復讐/Akroma’s Vengeance(ONS)》、そしてインスタントタイミングのリセット《忘却石/Oblivion Stone(MRD)》。
少し前まではそれそれが4枚づつ、計12枚のリセットを有するタイプもあったりとかなり技が大味になっていた。
それだけ、パーマネントが多く、さほど早い環境ではなかったのだ。
それゆえに、2003FINALS前後は白青コントロールはあれだけの隆盛を誇る事ができた。
しかし、DSTの発売によりそれは突如として一気に揺らいだ。
そう、すでに既出だが《電結の荒廃者/Arcbound Ravager(DST)》と《頭蓋骨絞め/Skullclamp(DST)》の登場によってスタンダードは超高速時代に突入したのだ。
親和・ゴブリンといった速攻ビートダウンが水を得た魚のように
トーナメントシーンに横行するようになったうえに、白青コントロールがDSTから得たものといえば《残響する真実/Echoing Truth(DST)》というバウンス1種類。
今、白青コントロールは非常につらい立場にあると言えるだろう。

・これからの白青コントロール

と、まぁ、状況は非常に緊迫している。
それでもTire2に挙げるのは圧倒的な安定感と、対策さえしっかりすれば、グレ神話やゴブリンにも充分勝てるから。
ただ、高速メタの青白は極端に同系やその他コンボ・コントロールに弱くなってしまうのだ。
デッキは親和やゴブリンだけではない。
そう、後ろを振り返れば、サイクリングやウルザトロン、白単コントロールが待ち構えている。
高速メタの白青コントロールはこれらのデッキに非常に弱くなるだろう。
特にサイクリングやウルザトロンはただでさえメインでの相性が悪いので究極に頭痛の種だ。

僕自身も、現在の調整にはかなり手を焼いている。

よって、これからの白青コントロールに求められているのは、より高い推敲とより綿密な計算といえるだろう。
高速メタか。コントロールメタか。万能型か。
何を何枚入れるだとか、サイド後はこれとこれの入れ替えがベストだとか。
今、白青コントロールは新たな転換期を迎えている。
そしてまた、新たな形で生まれ変わろうとしている。

pu-ziさんの言葉を借りるなら、

『逆にいえばDST入って、青白は余計研究し甲斐のあるデッキになった』

僕もその通りだと思う。
コントロールデッキの王道、白青コントロール。
その新たな姿を完成させるのはあなたかもしれないし、僕かもしれない。
これからも、白青コントロールを研究する日々が続きそうだ。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

以上、今日の白青コントロールの考察はここまで。
好きなデッキだけにかなり主観に偏ってしまったことを深くお詫び申し上げますm( __ __ )m

それから、pu-ziさん。
勝手に日記の文面を使用して申し訳ありませんでした。
何か不都合があれば、kisaragi_pearl_white@hotmail.comまでご一報ください。

それから、その他の方も意見等ありましたら上記のアドレスまで。
では、今回はこれで。

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